ファシリテーターは千手観音を目指せ

千手観音のように、どんな相手だろうと適切な対応ができるファシリテーターを目指すべきでしょう。

千手観音はご存知ですか?
このような仏像です。

直接ではなくても色んな形で見られたことがあると思います。

千手観音(千手千眼観自在菩薩)は多くの迷える人々を救うために変身した観音様の一つのお姿です。
手が沢山あるのは絶対に救いたいというその覚悟の現れです。沢山ある手には持物(じぶつ)とよばれる仏さまの持ち物を持っています。
それぞれの手には蓮華や水瓶から、仏様の教えと救済を象徴する鉄鉢や数珠などの法具、煩悩や迷いの心を退散させる武器、五穀豊穣を意味する葡萄、全ての鬼神を操るドクロ杖、難病を払いのける柳など、人々のどんな願いでも聞き届けられるように、いろんな道具を持っています。
つまり、相手によって一番適切な道具を与えられるように引き出しをたくさん持っています。

これは、ファシリテーターにも必要なポイントだと思うのです。

ファシリテーターは多くの人を前にして、多様な人たちと場を作ります。
参加者には本当に色んな人はいて、意識が高い人・低い人、頭の回転が速い人・遅い人、知識量が多い人・少ない人、積極的な人・消極的な人、協調性がある人・ない人、おしゃべりな人・あまり話さない人、職業、生い立ち、性別など、多様です。
そんな多様な人が集まっている中で、ファシリテーターもひとりの人。やり方や進行にも得意・不得意が存在します。意外とファシリテーターにはタイプがあり、やり慣れたスタイルを持っています。
※ちなみに私は、放任で可能な限りコントロールをしない、話が飛んでもいい、楽しく対話をすることが最優先なスタイルです。
なので、ファシリテーターは本来、自分のスタイルで進行をするのではなく参加者に最適なスタイルを臨機応変に実行できるのがよい。
そういう意味でファシリテーターは千手観音を目指すべきだと思っているのです。

ただ、参加者の特性を見極めるのは簡単ではない。
ファシリテーションに正解があるわけではないし、都度、相手が変われば内容も変わる。限られた短い時間だけで相手の内面をくみ取るのだから観音様と同じような技量が必要そうです。
上手に進めるには参加者とこまめに確認をして、進め方と内容を修正・変更するのがファシリテーターに不可欠な要素だと思います。


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